先日金融庁のNISA利用状況調査サイトにおいて、令和2年12月末時点の確報値が掲載されていました。
1年前にくらべてかなりつみたてNISAの口座利用が増加していることがとてもうれしく思っています。
NISAの口座数と口座における買付額
つみたてNISAの口座数が300万口座を超えました。
一般NISAに比べると1/4程度ではありますが、昨年の調査から比べるとかなり増加しています。(昨年調査では189万口座)
NISA口座は1人1口座なのでそれだけの人が開設していることになります。
下の画像は2019年の調査報告です。
一般NISA口座が1年で約46万口座の増加に対して、つみたてNISA口座は約113万口座の増加になります。
買付額は圧倒的差ではありますが、つみたてNISAに興味を持つ人がかなり増えてきたということですね。
新型コロナウイルスの影響もあって、資産運用や投資に興味を向ける人がより増えたのかもしれません。
年代別口座数(20歳代~80歳代以上)
2020年12月末 | 2019年12月末 | 増加口座数 | |
20歳代 | 545,636 | 301,716 | +243,920 |
30歳代 | 817,415 | 480,140 | +337,275 |
40歳代 | 762,263 | 491,508 | +270,755 |
50歳代 | 521,860 | 342,650 | +179,210 |
60歳代 | 256,048 | 181,081 | +74,967 |
70歳代 | 102,758 | 80,376 | +22,382 |
80歳代以上 | 16,442 | 12,759 | +3,683 |
30歳代40歳代の増加大きく、20歳代もかなり増えています。
つみたてNISAの特性上、長期間つみたてますのでやはり若い方が多く開設しています。
ただ、80歳代以上が増えているのはなぜでしょうか。家族の方が遺族のためと勧めているのでしょうか。
2020年中における買付額別口座数
どの年代も月々換算で15000円以下に設定してる人が、それ以上に設定している人よりも多いという結果です。
20歳代はつみたてにまわせるお金が少ないということは分かりますが、できるだけ早いうちから満額つみたてて欲しいですね。
1/3が未買付口座ということも残念です。
できれば10万円単位で買付口座数を出して頂きたいですね。
毎月5000円あたりの買付や高額買付の割合がわかるので見てみたいです。
2020年中における商品別買付額
やはりいろんなブログや書籍で勧められているだけあって、圧倒的にインデックス投信になっています。
長期つみたてをするなら王道ですからね。
50歳代以降は若い年代と比べてアクティブ運用投信の割合が高めです。つみたてる期間を考えて攻めに出ているのでしょう。
まとめ
つみたてNISA口座数が順調に増加しています。
このまま順調に増加していき、つみたて投資が一般的なものになっていけばつみたてNISAの恒久化も見えてくるかもしれません。
今年はさらに口座開設の上昇率が増加していけばうれしいです。