アフラックの古いがん保険に「スーパーがん保険」という商品がありました。
この商品は現在、新規販売停止のがん保険で既契約者のみ続けることができています。
このがん保険には、個人型と家族型の2種類ありますが、この家族型の「家族側」が少し厄介な保障になっています。
詳しく説明していきますので、該当の契約者さんは注意してください。
スーパーがん保険の家族型とは?
家族型とはその名の通り、家族の保障もついているがん保険になります。
これは、証券や年1回送られてくる保障内容のお知らせにも記載されているので分かりやすいと思います。
この家族型には、配偶者の保障だけが付加されているものと、子どもの保障が付加されているものもあります。
どちらにしても主となるメインの人の保障に比べて、60%の保障になっています。
それぞれの注意点を簡単に説明します。
配偶者保障の注意点
- 主となる被保険者の60%の保障しかない。
- 特約等追加で付加していなければ、気持ち程度の保障しかない。
- 配偶者と契約を分割して続けることはできない。
- 主となる被保険者死亡後も変わらない保険料。
- 配偶者型を外しても保険料は少ししか安くならない。
こども保障の注意点
- 23歳になったらがん保険の保障から外れる。
- 契約したあとに産まれたこどもは申告しないと保障されない。
- こどもがみんな保障から外れても保険料は変わらない。
配偶者はこの保険をどうしたらいいのか?
スーパーがん保険は「充実パック」という特約を付加していないと、65歳以降保険料はそのままなのに、保障は一部半額になります。
これはつまり、主となる被保険者の保障60%からさらに「半分になる」ということになります。
もうほとんどついていないような保障です。
65歳までなら安い保険料で、60%分保障されていると思えばそれはありなのかもしれません。
ですが、アリと思えるのはがん保険がほとんどいらない人。もしくは、他にもがん保険(がん保障)がある人だけだと思って下さい。
このがん保険をメインに思っている人、このがん保険しかない人はすぐにでも見直しを検討した方がいいでしょう。
スーパーがん保険の保障内容については、他の記事で記載しているのでここでは省きますが、そもそもこのスーパーがん保険自体が現在のがん治療に対応したがん保険ではありません。
請求できない?時代に合わないがん保険。スーパーがん保険-アフラック
主となる被保険者がご主人、配偶者型が奥さんの場合で、よくご主人が亡くなってから見直し検討されますがそれでは遅いです。
その時高齢であれば、奥さんは入り替えるにしても保険料は高額になりますし、続けるにしても少ない保障で保険料はそのまま変わらない(2人分)ままです。
将来のことを考えると、今から増える保険料負担の方が少なく済みます。
スーパーがん保険は全て入り替え方がいいのか?
これは人それぞれの状況によって異なりますが、すべての人が入り替えた方がいいということではありません。
例えば、しっかりと最新化(特約等付加)していて大丈夫という方は、わざわざ一から入る必要はないでしょう。
この場合、配偶者保障はよりしっかり追加されていることをオススメします。
また、他にメインのがん保険があり、安いので追加したということならそれもそれで大丈夫でしょう。問題ありません。
まぁ私の場合であれば、最新化していてもアフラックの抗ガン剤保障は更新型になりますので、見直しを検討します。
高齢になるにつれて保険料が上がっていくのはつらいですから。
まとめ
スーパーがん保険の家族保障は、保障が少ないので注意が必要です。
スーパーがん保険だから夫婦そろって入り替えなくても、配偶者型を外して保障の少ない配偶者だけ入り替える方法もあります。
主に奥さんが配偶者型となっていることが多いので、男性より保険料が安いため見直しても大きな負担までにはならないでしょう。
離婚も増えている時代ですので、今はそれぞれが個別で保険をもっている方が勝手が良いです。
あくまでアフラックのがん保険がダメということではありません。
これを機会に自分の保障が適切か確認をおすすめしています。詳しくはパンフレットや証券を確認してみてください。
