こどもの学費準備にドル建て終身保険はアリか?ナシか?

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その他保険

数年前までこどもの学費準備といえば学資保険が一般的でした。
ただ、近年はマイナス金利~ゼロ金利の影響で学資保険の率も悪く、ドル建ての終身保険を学資保険の代わりに加入する人が多くいます。
ドル建て終身保険とは、保険料や保険金・解約返戻金がドルで計算され、死亡保障で備えながら将来の準備ができる保険です。

このドル建て終身保険は学費準備として有り無しを簡単にご説明します。

 

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リスクはあるが円よりドルの方が金利が高い。

円で運用する商品より金利の高いドルで運用する方が、より貯蓄効果が得られます。
円は0金利状態なので多くの学資保険は、元本を割る商品ばかりです。

学資保険の現状はどうか?

今も率の良い学資保険の一つに「ソニー生命」の学資保険がありますが、月払いの方法では返戻率約102.7%になります。
(契約者30歳男性・こども0歳・10年払済・17歳満期・基準学資金額200万円)
こちらは月々16,220円を10年間払うと合計1,946,400円になります。
17年後の受け取り満期金200万円との差額、53,600円が増えることになります。
増えはしますが、17年間で約50,000円しか増加しません。

ドル建て終身保険の現状はどうか?

ではドル建ての終身保険ではどうでしょうか?
(終身保険のため満期金ではなく、解約することで受け取る返戻金計算)
メットライフ生命の積立利率変動型終身保険「ドルスマートS」で計算してみます。
R2.3時点での利率で、上記学資保険に近い内容で見てみますと、
17年後の解約返戻金額は111.5%になります。
(契約者・被保険者30歳男性、10年払い、利率3%、低解約返戻金特則、保険金額45,000ドル、月払い保険料146.11ドル)

為替により変わりますが、月払い保険料は約16072円です。
(1ドル110円時、保険料146.11ドル。110円 × 146.11ドル=約16072円)
1ドル110円で計算しますと、
支払いは、月払い16072円を10年間で合計1,928,640円。
受取りは、積立利率3%で約19,561ドル=約2,151,751円(解約返戻金)。
差額約223,111円増えることになります。
※ここでは為替による保険料の変動は上がり下がりがあるため、平均して固定計算しております。

為替固定で比べるなら(1ドル=110円時)

  • 学資保険は月々16,220円で満期金200万円受け取り。
  • ドル終身は月々16,072円で解約返戻金約215万円。(積立利率3%時)

単純に受け取りの金額、率だけを見るとドル建て終身保険の方が良さそうにみえますね。
ただ、学資保険は保険料も満期金も固定で決まっていますが、ドル建て終身保険は為替によって、保険料も解約返戻金も変わります。

 

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学資保険について。メリット・デメリット

現金で貯蓄することと学資保険の違いは、そもそも学資保険は保険であるため「保障」があります。
契約者(親)に万が一のことがあっても、学資金は受け取ることができます。
ここは保険のいいところですね。

学資保険メリット

  • 毎月勝手に引き落としされるので確実に貯められる。
  • 契約者に万が一のことがあっても保障がある。
  • 決まった保険料で支払い、決まった金額を受け取れる。

学資保険デメリット

  • 満期までに途中解約すると支払保険料より戻りが少ない。
  • 貯蓄が満期まで使えないのでいざという時も引き出せない。
  • 率のいい学資保険を選択しないと元本割れ商品もある。

 

ドル建て終身保険。メリット・デメリット

学資保険の代わりにドル建て終身保険を検討する場合の注意点は、学資保険は満期で受け取れる学資金なので決まって支払われますが、終身保険は満期がないので必要な時に解約手続きをしなければなりません。

ドル建て終身保険メリット

  • 終身保険のため万が一の時も保障がある。
  • 円建て保険よりドル建て保険の方が金利が高い。
  • ドル資産を持つことでリスク分散になる。
  • 為替差益が大きく得られる可能性がある。

ドル建て終身保険デメリット

  • 為替の変動で毎月の保険料が変わる。
  • 解約返戻金受取時の為替によって金額が変わる。
  • 著しい円高になった場合、元本割れの可能性がある。
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ドル建て終身保険はアリかナシか?

上記までの内容を見ていただければわかるように、学資保険よりドル建て終身保険の方が利率が高いため、その貯蓄性が魅力です。
為替リスクを理解した上で、学資金の一部として契約することは十分ありだと思います。
積立利率の最低保証もあり、保険保障もあるため為替が極端な円高にならなければ十分検討の余地はあるかと思います。
ただし、すべての学資金を保険で準備することはおすすめできません。
現金貯金などと併用して準備することが理想です。

ただ、あくまでも保険ですので保障があります。
ドルで運用し資産をできるだけ大きくしたい場合は、別の商品を検討した方がいい場合もあります。

 

為替のリスクがあるので、保険料や解約返戻金に変動がある。
自分で解約のタイミングを考える必要がある。

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まとめ

円建て学資保険よりも高い貯蓄性があるドル建て終身保険ですが、為替リスクを十分理解した上での契約が必要です。

学資保険にもドル建て終身保険にもそれぞれメリットデメリットがありますが、すべてを保険で準備せず併用して貯蓄することがおすすめです。

 

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