アフラックのがん保険の中でも加入者数が多い、スーパーがん保険。
現在は販売していないため契約者は、40代働き盛り世代から高齢者が多く占めてます。
これからががんの可能性が高くなる時に、使い物にならない保険では意味がありません。
このスーパーがん保険がなぜ時代に合っていないかご説明していきます。
スーパーがん保険の保障内容はどういうものか
スーパーがん保険は、
- 診断給付金
- 入院給付金
- 在宅療養給金
- 通院給付金
- 死亡保険金
からなるがん保険です。
保険料は安い方なら月々1000円以下の契約もあります。
また複数の加入口数でも契約できましたので3口4口と、手続きされた方もいらっしゃいます。
そして、医療保険特約の特約MAXや、脳卒中心筋梗塞一時金の特約ワイドといった保証も付加できました。
ただ、この保険の保障内容では現在の治療方法に対応しきれていません。
1、65歳以上で保障が一部半額
このスーパーがん保険は年齢が65歳になると診断給付金、通院給付金、死亡保険金、死亡払戻金の保障が半分になります。
これから必要な時に、保障が半分になっては頼りない保障になりますね。
ちなみに充実PACKという特約を付加していれば、半額にならない場合があります。
特約種類により違いがあります。詳細は証券や約款をご確認ください。
2、通院は入院が継続20日以上の後でないと保障されない
今のがん治療は入院が短期化され、入院治療より通院治療が増えている中、20日間も継続して入院しないと保障されません。
3、上皮内新生物対象外
主契約のみの保障では上皮内新生物が、スーパーがん保険の保障対象となりません。
上皮内新生物とは簡単に言いますと、悪い腫瘍が細胞の中の基底膜を浸潤していない、上皮の中にとどまっている状態です。
こちらも充実PACKが付加されていれば対象となる可能性があります。
特約種類により違いがあります。詳細は証券や約款等を確認ください。
4、一時金一回のみ
こちらも主契約のみの保障では、診断給付金は1度受け取ってしまうと、がんが再発した際には給付されません。
完治すればいいのですが、再発の際はほぼ入院給付金のみの保険となります。
5、がんになった後の保険料払込み免除はない
スーパーがん保険は、がんになった後も保険料を払い続けます。
一時金(診断給付金)はもう受け取れないのに、同じ保険料を払い続けいくことになり、魅力はあまりありません。
6、がん三大治療の保障なし
最近のがん治療では、三大治療とよばれる手術、放射線、抗がん剤の治療が主流の中、スーパーがん保険の主契約だけでは三大治療保障が1つもありません。
こちらは、別特約や追加の既契約者向けの保険に加入すれば付加できますが、基本保障には組み込まれていません。
手術特約は更新型もあるため保険料が高くなりますし、既契約者向けに加入できる追加保険でも、抗がん剤治療特約は更新型になります。
7、家族型保障で契約していると保障が少ない
スーパーがん保険は個人型の保障以外に、家族型でも契約することができました。
この家族型は「被保険者本人の保障」と「家族の保障」の保障からなりますが、家族の保障は本人の保障にくらべ60%の保障になります。
さらに65歳以上になると診断給付金(1口の場合)は、60%の半額なので、30万円しかありません。
また、主となる本人が先に亡くなった場合、家族保障を継続するには、そのまま同じ金額を払い続けるしかありません。保険料は変わらないのです。
多くは夫を主として、妻が家族型で契約されているでしょう。
男性の方が先にお亡くなりになるケースが多く、奥さまが継続するにも、入り替えるにも保険料が高く困ってしまうことがありますので、早いうちに検討されることをおすすめします。
家族型を外し、配偶者は別のがん保険を検討しましょう。
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新しくがん保険に入り替えた方がいいのか
高齢な被保険者の場合は、入り替えにより保険料がとても高くなってしまいます。
また男性と女性では、男性の方が保険料が高いため、驚くほどの保険料の場合もあります。
支払い保険料と保障内容をよく考えて検討してください。
がん保険の入り替えは保険料が高くなったり、がん保障待機期間の待ち期間があったりとデメリットもありますが、保障がよくなるなどメリットもあります。
メリットの一つに、スーパーがん保険には解約返戻金があるタイプが存在します。
契約期間と口数、付加特約にもよりますが、がん保険でありながら100万円を超える解約返戻金が眠っている可能性があります。
掛け捨てが多い中、この少ない月々の掛け金の中で予想以上の戻し金があると、家計がかなり助かります。
まさにお宝保険ですね。
この解約返戻金はスーパーがん保険の追加保障では受け取れません。
解約することで受け取れます。
加入されている方は代理店や保険会社に、自分がいくら解約返戻金があるか確認しましょう!
また、下記記事をがん保険検討の参考にしてみてください。


まとめ
スーパーがん保険は保険料が安いことが多く、お守りのつもりで継続されている方もいると思いますが、いざ必要な時に給付金が支払い対象外ではただの払い損になります。
他にもがん保険に加入しているなら、追加保障の保険で継続の価値はありますが、がん保険がこの保険のみの方は、早いうちに解約をして解約払戻金を受け取って、新しいがん保険に入り替えることをおすすめします。